自己覚知までのプロセスは、「時間」が関与しており、それぞれのプロセスが関与しながら螺旋状に進んでいましたが、「覚醒」とは、それを「上方向に突き抜ける」ということです。
覚醒とは魂意識を通して全体性の意識 – 普遍意識と一体となった状態です。
そういう意味では、「誰が」覚醒するということを言及することはできず、「無私」の状態に移行しています。
魂意識は時間の外に – それを五次元という言い方もできると思いますが – 存在しています。
それ故に、「時間というプロセス」を超越しています。
ですから、自己覚知までのプロセスとは一線を画する状態だと言えます。
覚醒に至ると、もう前の状態に後戻りすることはない – というより、後戻りということ自体を超えている状態になります。
ある意味で、我々はすでに覚醒している存在ですが、時間というものは、その全体性を理解するための順序立ての方便に過ぎないのかもしれません。
今思えば、この覚醒の状態を、私たちのところにやってきた赤ちゃんの魂は伝えてくれていたのだと感じています。