自己実現 – self actualization

自己実現とは、自己認識を経て明らかにした「本来の自分と一致した意図」を、実際に現実のものとするために生きるプロセスです。

自己認識の解説の際はパズルのピースに例えましたが、自分という「乗り物(肉体・個としての意識の持つ個性(ベンツなのかトヨタなのか四駆なのか軽自動車なのかはたまた二輪なのか・・)」を知り、自己実現に向けて、途中の障害物を避けたり適切な道を選びながら、自分という乗り物を操縦していきます。

具体的には、自分自身を認識した上で、自分と他者、自分と社会の関係性を観察し、自分という存在の「置き所」を見つけていきます。パズルのピースで言えば、明らかになった自分というパズルのピースを、適切な場所に当てはめていくというプロセスです。

ここではそれぞれの道に合わせた専門的な知識や技術が必要になってくるかもしれません。

宇宙と一体である魂意識からのガイドを受けながら、宇宙の意図 – 本来の自分と一致した意図の具現化を現実に生きることで、自己が本来持つ「尊厳」の感覚を取り戻していきます。

日本の神道に「惟神(かんながら)の道」という言葉があるように、宇宙の意図 – 本来の自分と一致した意図が具現化しないということはあり得ません。

この自己実現 – 自分という存在を十全に発揮している状態 – のプロセスを経て、さらに自己覚知のプロセスへと進んでいきます。