自己認識 – self knowledge

それではまず、自己認識のプロセスについて説明していきます。

まず、自己認識と、自己実現のフェーズは、いわば地球生まれの生命体の人間として幸せに生きる」ためのフェーズです。

人間として生まれた全ての方が、例外なく望まれるフェーズだと思います。魂の目覚めのプロセスの中では、まず最初に取り組むべきプロセスです。

この宇宙が、巨大なパズルゲームだとすると、まず自己認識のプロセスでは、このパズルゲームにおいて、人間としての自分がどのようなカタチのピースかを認識することを目的とします。

私たちは、幼少からの経験や教育によって、自分のピースの形を歪めてしまっている場合があります。

その「歪み」を認識し、必要があれば癒しや浄化を行い、自らの内側にある内的な葛藤を手放し、できるだけ元の自分のオリジナルな「カタチ」に回帰することがこの自己認識のプロセスの目的となります。

なぜ私たちは漠然とした不足感や、満たされない感覚、表面的で刹那的な種類の欲望を生じさせるのでしょうか。

それは、今の歪んでしまった自分自身の「カタチ」と、本来の宇宙の中の、自分自身がハマるべきパズルの場所との「ズレ」の間に生まれる「不一致感」を、無意識のうちに埋めようとするから、です。

「本来の自分のカタチ」に一致していれば、不足感は本来生まれません。なぜなら、必要なものは全て与えられているという感覚が自然に起こってくるからです。

現代社会において、このプロセスの中で癒し・浄化を行っていく具体的な事柄として、人間関係や仕事、お金、健康などについてがありますが、それらは根源的な人間としての「愛」の問題に起因していることがほとんどです。

本来の自分の「カタチ」を認識することで、今ここに存在する自分自身への「一致感」を取り戻し、その地点から、自分が「ほんとうに望むこと」を具体的に思い描いていきます。

本来の自分と一致した「意図設定」こそが、次の「自己実現」に進む際に必須のプロセスとなります。

世の中には多くの「願望実現」のためのメソッドが存在していますが、本来の自分と一致していない状態に気づくことなく、意図設定を行い、願望実現のための行動を起こしたとしても、自身の内的な葛藤の故に、うまく現実のものとならないか、もし現実に形になったとしても、さらなる不足感や不一致感を引き起こす可能性があります。

ですので、あくまでこの「大きな宇宙の流れの中での私の位置」を認識した上で、望むことが大事になってきます。