この声のワークの本質、それは、
自分の内の、言葉にすることができない、思ってもみないほどの
けれど言葉にするとほどけてしまうような、あまりにも大切なもの
に、「声」を通して触れることで、私たちの存在自体に「変容」をもたらすこと
だと思います。そしてそれは、
私たちの存在の底に触れるということ、であり、
それを私たちの「命」や「魂」に触れる、と表現してもいいのかもしれません。
あるいは、そこに触れようと試みることが、「祈り」として立ち上がる時
その「祈り」自体の中に、「それ」が息づいていることを聴きとろうとすること、
そのことでもあるのかもしれません。
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インドの高名なスーフィーの音楽家であったハズラト・イナーヤト・ハーンは「声は魂の乗りもの」であり、「声とは気息（プラーナ）で、それが外に形になって顕れたもの」とも語っています。
長く東洋では私たちの身体の内を呼吸と共に巡っている、目には見えないけれど存在する精妙で多次元的な生命エネルギーのことを「氣」「プラーナ」などと呼び、私たちの生命を根源から支えているものだと考えてきました。
また、そのような精妙な生命エネルギーは私たちの心や潜在意識、魂の領域にもつながっており、私たちの心と身体、そして魂をつなぐものであるとも捉えられてきました。
そのような私たちの精妙な生命エネルギーが、呼吸を通して物理的音響になったものが声です。
呼吸を通して私たちの深いレベルの生命エネルギーにつながり、それを物理的な音響としての「声」としてこの私たちの身体に直接響かせることで、私たちの心と身体、魂を統合し、一致させていくことができます。私たちの心と身体、魂が一致した時に、自分自身への深い理解や、本当の意味での自己実現とは何かということへの深い理解が生まれるのです。
自己変容のためのツールとして「声」を用いることの利点としては、自らの声を通して心と身体にダイレクトに働きかけることができるという点です。パワフルに、素早く、ご自身の変容を進めることができるという点において、声は最もパワフルだと言うことができると思います。
このヴォイスヒーリングの中で、具体的には、身体の中にある10のエネルギーポイントに、私たちの意識と呼吸の力でアクセスし、発声していくことを学んでいきます。
10のエネルギーポイントとは：
天の響き（クラウンチャクラ）
地の響き（ルートチャクラ）
ハート・愛の響き（ハートチャクラ）
頭脳のバランス（右脳のエネルギー・左脳のエネルギー・左脳 右脳の統合 アジュナチャクラ）
女性性（陰）のエネルギー
男性性（陽）のエネルギー
宇宙の愛（胸腺チャクラ）
天地統合の響き（横隔膜センター）
私たちの身体の背骨を中心に流れる天と地の縦のエネルギーラインを整えると共に、身体の左右のバランス、右脳と左脳、女性性と男性性のバランスも整えていきます。
声を通して私たちの身体と、目に見えないエネルギーへの理解を深めることで、その奥にある魂の響きへとアクセスしていきます。
＊ 詳しくはnoteにも随時文章をアップしております