大塚惇平
静岡県静岡市生まれ
19歳の春に四国八十八ヶ所霊場を歩いて巡礼し、身体感覚が蘇生する感覚を得、もう一度自分が「ゼロ」に戻る体験をする。
四国遍路の直後に、ヴォイスヒーラーの渡邊満喜子氏との出会いから、声によって自分自身の身体をひらくプロセスを経験。満喜子氏が主宰する声の即興パフォーマンスグループ「Ama voices」に参加し、舞台への出演や、ワークショップへの出演を重ねる中で、声や響きと身体の関係性を深く学ぶ。
その間、身体への興味から、ヨガや気功、オイリュトミーをはじめとする様々な身体技法に触れる中で、特に野口整体のあり方に共鳴し、10年以上にわたり活元運動や愉氣を実践する。
また、Ama voicesの舞台での雅楽「笙」との出会いをきっかけに、その響きに深く魅せられ、その道に進むことを決意する。早稲田大学第一文学部にて音楽文化論を小沼純一氏に師事、仏教音楽の声明の研究の後、東京藝術大学音楽学部邦楽科雅楽専攻にて古典雅楽の演奏を専門的に学び、2014年より雅楽 笙演奏家としての活動を開始。
2018年には有志と共に日本と世界の伝統音楽の交流と共同創造・新たな価値創造を目的とした一般社団法人 旧SILKROAD JAPAN(現ENSOPHIA)を立ち上げ、イベント・ワークショップの企画を中心に活動を展開する。
そのような中、「演奏家であること」と自身のスピリチュアルなリアリティーとの齟齬に悩み、一時演奏への興味を全く失う。
そのような中、妻の2度にわたる妊娠と流産の中、やってきた赤ちゃんの魂と深く交感する体験を持つ。それと同時に、一度は意識的に離れていた「声」によってひらかれる魂の世界に再び向き合い、自分自身の本質に回帰していくタイミングを迎え、声を通して多くの他者に触れていく活動を始める。
2022年、ヴォイスヒーラーの渡邊満喜子氏のメソッドと、やってきた赤ちゃんの魂とのやり取りから生まれた新たなヴォイスヒーリング「Awakening voice – 魂のうた」のシェアをはじめる。
また、赤ちゃんの魂との出会いから、胎内記憶研究の第一人者の池川明博士との出会いへと導かれ、胎内記憶についての学びを深め、胎内記憶教育認定講師の資格を取得する。
現在は雅楽 笙の演奏家としても幅広く活動し、浅草の老舗太鼓店・宮本卯之助商店の「いやさかプロジェクト」ヴァイオリニスト川井郁子の「オーケストラ響」のプロジェクトほか、国内外で活躍。NHK大河ドラマ出演やドラマ出演者への雅楽の演奏指導も行う。また、近年では京都 東寺のプロジェクトにて尊敬する世界的なチェリスト ヨーヨー・マと同じ舞台に立つ。2024年8月より1年間、ニューヨークのメトロポリタン美術館の企画展にて自身の歌う朗詠「嘉辰」が採用され、展示に使用されている。
2024年、一般社団法人 SILKROAD JAPANを、さらに広い視野のもと、世界の様々な文化・伝統・精神性が内包している“叡智=SOPHIA”をもとにつながりあう豊かな世界を紡ぐべく、ENSOPHIAとしてリニューアル・再スタートを切る。
* 詳しくはnoteにも随時文章をアップしております
笙 奏者 大塚惇平 Web site : https://ohtsukajumpei.com/
一般社団法人 ENSOPHIA Web site:https://ensophia.org/